Zに限らず殆ど全てのバイクで使える簡単取り付け方法です
古いグリップは恐らく抜け難いと思いますので、不要ならばカッターで切ってしまっても構いません。どうしても持っていたいのであれば細長のマイナスドライバーとパーツクリーナーを使って外す事が出来ます。
スイッチボックスを外してドライバーをハンドルとの隙間に挿し込みます。隙間が出来たらパーツクリーナーを注入、更に奥へドライバーを差し込み回転。・・・と言う作業の繰り返しで抜く事が可能です。Z1/Z2純正グリップではなく「貫通型」であればスイッチボックスは外さずエンド側からドライバーを差し込みます。
ハンドルグリップの固定
この方法ですと販売店で行う「エアー」を使っての作業が出来なくても簡単に行えます
工具を使わないので知ってしまえば誰でも容易に取り付ける事が出来る手法です。
【お薦めの接着剤】
平面での接着方法として書かれているものですので要注意!
1.両面に均一に塗布し、5~30分(20°C)放置します。 2.指で触れてベトつかなくなったら貼り合わせ、手で強く押して接着します。
【一般的に使われる接着剤】
一般的に知名度の高い万能接着剤「G17」がありますが、販売店でもこれをグリップの固定に使われているのを目にします。
しかし実際には夏の高温時やグリップヒーターの接着には不向きで、軟らかく溶けた様な状態になり緩んで回転してしまいます。
高価でも専用品を使うのが良いでしょう。
ハンドルグリップの取り付け
容易な挿入はアーツクリーナーを使う
準備する物は専用接着剤とブレーキパーツクリーナーの2点。
【用意するもの】
- 専用接着剤
- ブレーキパーツクリーナー
ブレーキパーツクリーナーですが、今回の使用についてはただの洗浄用ではありませんので
しっかりしたメーカー品が望ましいです。
一番気を付けないとならないのは「速乾」は不可・・・×
接着剤をも乾燥促進させてしまいますので取り付けの障害となります。
取り付けの時間を稼ぐ為に必ず「中乾」を使います・・・〇
(注)ここでの解説にはワコーズ製品を使用
【取り付け前の下準備】
全ての作業において下準備・下処理は最重要です。
【グリップの取り付け ~接着剤塗布】
下準備が整ったらいよいよグリップの取り付け・固定です。
接着剤を「十字」に、4方向へ薄く塗ります。
(ハンドル断面から見ら見て十字方向)
ハンドルグリップ側、つば部分・付け根付近にやや多めに接着剤を1周塗布します。
【グリップの取り付け ~ハンドルへの挿入方法】
用意した「ブレーキパーツクリーナー」を使います。
パーツクリーナーが潤滑剤の代わりとなりスムーズに、滑る様に差し込む事が出来ます。
直ぐには乾燥しませんので希望の位置まで挿入完了後に回転させてグリップの微調整が行なえます。
カワサキ純正グリップのエンドには「MADE IN JAPAN」の文字がありますので、私はこの文字が正面に向けて並ぶように取り付けています。
位置調整が終わったら完全に乾燥するまで触らずに半日から一昼夜放置して完成です。
(注)・・・乾燥時間は気温や季節で前後します
(接着剤の乾燥時間がより短い為)