配線の固定方法 ~配線修理に欠かせない半田ごて
腐食した線はハンダを使ってしっかりと繋ぎ直します
ZとWのメーターから出ている配線の束。
この中で2本を1本に束ねている線が幾つかあります(青線・黒/黄線)。
これの腐食による線の断線が昨今目立って多くなってきています。
この中で2本を1本に束ねている線が幾つかあります(青線・黒/黄線)。
これの腐食による線の断線が昨今目立って多くなってきています。
ハンダは溶かさず「流す」
ハンダの溶け込み不良が起こる原因
線と線の上でハンダをコテで溶かして盛り付ける方法。よく見かける光景ですがこれは間違い。
ハンダは溶かすというよりは線に「流す」要領です。
簡単に説明するとコテ先を線に当てて熱を加えます。その熱で十分に熱くなった線にハンダを触れさせると溶けて線の細かい隙間まで流れて溶け込んでいきます。
これが正しいハンダの付け方です。
ハンダは溶かすというよりは線に「流す」要領です。
簡単に説明するとコテ先を線に当てて熱を加えます。その熱で十分に熱くなった線にハンダを触れさせると溶けて線の細かい隙間まで流れて溶け込んでいきます。
これが正しいハンダの付け方です。
線と線の固定方法
基本の「ハンダ付け」を踏まえて線の接合方法を解説
~~~線の被覆を剥き双方にハンダを溶かし込みます(少し多めに盛る感じで)。
~~~最後に「収縮チューブ」にて被覆を作り電気を遮断します。
~~~「収縮チューブ」とはドライヤー等で熱を加えると縮んで固定されると言う非常に便利なアイテムです。是非揃えておきましょう。
1本でも大丈夫ですが長さを変えて2重にするとずれることも無く、厚みも増して十分な保護になります。
線と線の固定方法 ~ギボシ端子を使った接続
ギボシ端子を使った確実な接続方法
ZとWのメーター配線内(束内)とほぼ同様の固定方法の解説です。
オスでもメスでも、形も含めてどんな物でも良いのでギボシ端子を用意します。
カシメ部分は上下・2段になっているので、まず下側(通常の配線側)に線をカシメます。
~~~「線と線の固定方法」欄の説明同様に、最後にカシメ部にハンダを流して収縮チューブで保護したら完成です。
2度の作業となりますが、この方法が一番確実な接合方法です。
Z1,Z2 ~ハーネス延長での作業解説
アップハンドルでの配線延長加工
ハーネス延長加工でのハンダ付け作業を解説
結合する線の両端部にハンダを溶かし込んだら、収縮チューブを通してから繋げていきます。
ハンダを多めに盛りつけておくとハンダの追加がありませんので、片手で配線を押さえながらコテを使う事が出来るようになります。
~~~9Pカプラーで丁寧に作業すると小一時間の内容になりますがその分見栄えも良く、なによりも長期間の使用に耐えられるものとなります。