W1S,W1SA,65RS/W3全車共通 ~オイルフィルターのメンテナンス
オイルフィルターはオイルタンク内に
オイルキャップ・オイルレベルゲージを外すとフィルターが収まっているのが見えます。
交換するタイプではなく洗浄して使う、丸い筒状で金属ネットで出来た製品です。
フィルターのメンテナンス
オイルの銘柄を変える時などはとても有効な整備となります
フィルター下部のゴムブッシュが長い年月オイルに晒されている事で硬質化、無理に上から引き抜くとこの部分で分断されてしまいます(固着したブッシュ側はタンク内部に残る)。
2分割されても大きな問題はありませんが、フィルターとしての機能が半減しますのでなるべく大事にしたい所です。
オイル交換に合わせて一度丁寧なメンテナンスを行って、エンジン保護と性能向上の為にもオイル経路をリフレッシュしましょう。
オイルフィルターの取り外し
フィルター取り外しはまずオイルタンクの取り外しから
- オイルタンクを外しますのでオイルドレンガスケットの他、オイルホース・バンジョーボルト部分のガスケットの用意も必要です。
- オイルタンクは3箇所で固定されています。上下2箇所はボルトで、残る上部1箇所はボルト・ナットで留められています。
- 下側固定ボルトはオイルホースを外してからでないとアクセス出来ません。オイルタンク取り外しはまずエンジンオイルを抜いて、タンクからオイルホースを外す事から始めます。
【オイルタンクは3カ所で固定】
向かって右側がオイルフィルター側・エンジンへ送り側ホースで、左側がオイルタンクへの戻り側になっています。中央はオイルドレンボルトになっています。
オイルタンクが外せたらフィルター直下のボルト穴からフィルター下部のゴムブッシュを押し出します。この時ブッシュを押さずにフィルター本体を押してしまうとフィルターとブッシュ間で分断させてしまうので、ゴムブッシュと底面との隙間に先端部の曲がった工具を突っ込んで押し出します。
私の場合は湾曲させたマイナスドライバーを使っています。これがなかなか重宝し、ブレーキ・キャリパーのOHでピストンシールの溝の汚れを落とす時など便利です。
取り外したオイルフィルターは洗油で汚れを溶かし、パーツクリーナーで洗浄します
~~~ブッシュ部分の細かい部分は歯ブラシを使って綺麗に洗浄します。
メンテナンスに必要な部品について
カワサキ純正部品番号の記載
ガスケット、オイルホース : 92065-073 (税別 150円)×4
ガスケット、オイルドレンボルト: 92065-058 (税別 150円)×1
ガスケット、オイルドレンボルト: 92065-058 (税別 150円)×1