W1S,W1SA,W3 ~スイングアーム・オーバーホールの補足編
スイングアーム分解時の説明を追加
内部構造は左右のブッシュとブッシュ中央のスリーブの3点構造。
シャフトの通る内部は綺麗に洗浄
Wのスイングアームは固着無し
数年の雨ざらし程度ではこと「W」に於いては、スイングアームに雨水の侵入はなく錆びて固着していたケースは未だ一件もありません。ですのでピボットシャフトからスイングアームブッシュに至るまですんなりと外す事が出来ます。ブッシュとスリーブを取り出したらば古いグリスを拭い去り、洗浄液で溶かした後にパーツクリーナーにて脱脂します。
グリスは耐水性の高い製品を使う
オフロード系に強いインポーターで案内されている製品
オフ系の製品群には良い物が多く見られますので、その中から選ぶと間違いはありません。
スイングアームとステムベアリング、そして各部ベアリングには「ベルハンマー」と共にそれらの製品を合わせて使っています。
【スイングアーム取り付け】
画像ではリヤサスペンションが付いたままですが、取り外した方が遥かに作業がし易いです。
スイングアームの装着は、まずアームを斜めにした状態で奥へと送ります。
スイングアームピボット部分の上方・空き空間に到達した所で角度を水平に戻します。
そしてピボットプレートへと導く要領で取り付けます。
【スイングアーム締め付け・固定の注意点】
サスペンションを取り付ける前にスイングアームを上下させブッシュとグリスを馴染ませます
最後にグリスガンでグリス再注入
組み立て後にグリスニップルからグリスを充填します
~~~グリスニップルにグリスガンのホース先端部を固定してスイングアーム脇からグリスが流れ出るまで充填します。途中、なかのエアが抜けてきますので「プチプチ」と音が聞こえてきます。充填作業が完了したらはみ出たグリスを拭って完了です。