650RS/W3のライト切り換えスイッチの不具合 ~ハンドルスイッチ修理

W3
650RS/W3 ~ハンドルスイッチの切り換え不良を修理
650RS/W3~左側スイッチの不具合

タコメーター内の警告灯が点灯

球切れなどの不具合症状が発生すると「ライティングデバイス」の回路が作動し、タコメーター内の警告灯が点灯します。


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RLD(リザーブライティングデバイス)の不良

シート下に設置された黒い箱が「RLD」です

W3には「RLD」、リザーブライティングデバイスと言う回路が組み込まれています。
これが作動するとメーター内の警告灯が点灯し、不具合をお知らせし点検・修理を促してくれるのです。

『ライティングデバイス』についてはこちらから


ハンドルスイッチの不具合 ~ハイ・ローの切り換え不良

電球切れでなくとも上下の切り換えに障害があっても警告灯は点灯します

点検を進めて行くと、入庫した車両は「RLD」の不具合は無く他に原因がありました。

 

今回のケースはハイとロービームの切り換えが上手くいかず、ライトが上下同時点灯してしまうと言う不具合でした。

【車検での検査テクニック】
旧車の車検に於いてライト光量不足の時、上下同時点灯させると言う裏技がありますが通常使用下では正常な状態で乗車したいものです。

ハンドルスイッチの分解・修理方法

複雑ではありませんので分解修理が可能です

M5の丸ビス2本を外せば簡単にスイッチが分割されます。

 

スイッチ上部に問題があって切り換えが出来なくなっていますので、この部分を分解して修正します。


 

 

切換え用の接点プレートはこの2つのプレートで固定されています。
プレートが経年劣化で歪むと接点が未接触となりライトが点かなくなる不具合が発生します。
今回のケース、切り換え不良の場合は接点プレートがずれる事によって引き起こされるトラブルです。
稀なケースですが、画像右側の2枚重なった金属プレートの上下が間違えて組まれての切り換え不良もありました。画像の順序が正しく、配線を押さえるプレートが下側になります。画像を参考にして点検・整備して下さい。


 

 

配線を押さえる側の金属プレートを画像の様にビス穴側の角を曲げます。こうする事によって位置がずれやすい樹脂プレートを正常な位置でしっかりと固定出来る様になります。


 

先に配線を押さえるプレートを載せ、その次に切り換えレバーのストッパーを被せて固定すれば修理完了です。
反対側の長方形のプレートも歪んでいたら真っすぐに修正してあげましょう。

 

【切り換え用の樹脂プレートが歪んで接触せずライトが点灯しない場合の修理方法】

ヒートガンを使って歪んだプレートを熱して真っすぐに戻し、即座にパーツクリーナーで冷却して正常な形で固定します。作業は金属プレートを外して樹脂プレートをフリーの状態にして行う事。

 

安全性を考えて『白光』製品を推奨します