W1-W3 エアクリーナー・エレメントの交換 ~長期在庫したエアクリーナーのスポンジ

W3
Wのエアクリーナー
Wのエアクリーナーエレメントの長期在庫品
予備に持っていたエアクリーナー。
いざ使おうとするとスポンジ部分が腐食して・・・。

時間の経過でスポンジが腐食
スポンジは接着剤ごと取り除いて表面をきれいにする作業が肝心です。

カワサキ純正部品番号: 11013-014
部品番号変わらず、令和5年9月現在在庫有りです。 ~税別『4660円』

新品で購入の場合、スポンジが悪くなっている事は多くありませんが、
予備としてある程度の期間(数年)保管していると、スポンジが溶けてボロボロになっている
光景を目にします。
これは原付スクーターでよく使われているスポンジで出来たクリーナーと同じで、
オイルで湿らされて出荷されてきますが、この油分のせいで腐食してしまいます。
永い間オイルが付いたままの状態が続くと、オイル成分によって溶けてしまうのです。

ホンダ純正部品を注文して腐食していた事が幾度かありますが、毎回交換してくれます。
必ず新しく製造した物が送られてきますが、カワサキは明らかな不良品でも交換してもらい難かった記憶です(Z2のイグニッションコイルなどがありました)。


傷んだスポンジを取り除いてから使用

ここでは腐食部分の取り除き方とその後の対処方法を解説しています

ここは思い切ってカッターの刃を使って削り落としていく方法です。
カッターの「替え刃」を使用して(刃の終わり部分で手を切らない様に!)、刃を水平に近い角度で鉛筆を削る要領で作業します。

 


 

殆ど傷もつかず綺麗に古いスポンジの処理が完了しました(画像内・左側)。
最後に、パーツクリーナー、ガソリン、ウレタンシンナー等で細かく残った接着剤を拭き取り仕上げます(それぞれで溶けます)。
ここでは溶剤は使わず、傷をつけない様に軟らかめの「真鍮ブラシ」にて仕上げています。


スポンジの代わりに「隙間」を埋める部品

ここは「Oリング」を使って隙間をなくします。

線径も丁度良いサイズで設定しています。


 

取り付けの要領は、まずエレメント側にこのOリングを置いて、そこにクリーナーケースを
被せてあげます。こうする事でリングがズレる事なく取り付けが出来ます。

取付ボルトも、長さの変更なく使用可能です(ここではステンレス製に交換しています)。

 

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