旧車への拘り、純正品への拘り
旧車の味わいを求めて純正部品での組み上げに拘る方も多いと思います。
純正部品と複製品の違い
何も見た目・造りの違いだけではなく、各部の耐久性が何よりも違います。
ウインカーボディは腐食し易く、レンズは「UV」による変色進行が早いのが特徴です。
純正品は耐久性が高いので相当の年数を掛けないと腐食・変色はしませんが、複製品はものの数年で何十年も経ったかのような状態になります。
そういう事もあり中古品の売買での現場では「ヤレ仕様」として売り出され、高額で取引されています。でもこれは純正品の見分けがつかない人達で競り上がっているだけで、当時物に拘る人は触手を伸ばしません。純正品の「ヤレ仕様」として購入し、のちに純正品ではなかった事にを知ってしまうと残念になる物です。
レンズは表面、ボディはレンズ内を確認
レンズ表面とボディ内側に「スタンレー」のアルファベット表記
ウインカーレンズの見分け
レンズの見分け方は表面の印字、スタンレー/STANLEYの表記がある物は純正部品です。
PMC/ドレミコレクション品には文字の印字はなく全面が平らです。
ウインカーボディの見分け
ウインカーボディはレンズを外して反射板の無い物が純正品、反射板が付いている物は複製品です。
以前の複製品には反射板はありませんでした。その時の製品は現在の物と全く異なり外観が既に違っていて、各部のエッジが立っておらず丸くのっぺりとした形で少し離れていても複製品と分かる代物でした。
純正ボディも中に「STANLEY」の突起がありますので一目瞭然です。
これからレストアや修理をお考えの方にはPMC・ドレミ製品に純正レンズを組み合わせた物を使うのが良いと思います。
しばらく以前からPMCもドレミ製品と同じ物を販売していますので、かなり純正部品に近い精度となっています。純正レンズは現在でもカワサキから販売中ですのでこの組み合わせがオリジナルに近いスタイルで組み上げられます。
・ウインカーレンズ : 23048-1024 (税込み 693円)
・ガスケット : 23050-002 (税込み 220円)
・ナベコネジ、+ジアナ : 220E-0435A (税込み 66円)
・ラバー、ワッシャー4mm: 23058-002 (税込み 176円)
~~~価格は2020年8月現在の物です