Z1/Z2 リヤサスペンション交換時に気を付ける点
Z1/Z2のリヤサスペンション交換
知っているか知らないかで車体へのダメージが増減します。
Z1/Z2ではクリアランスに気を遣う
フレーム(マフラーステー)間よりもスイングアーム側面距離の方が長いのでサスペンション交換時、サス長が長い物を取り付けようとするとスイングアームはより下へと追いやられてマフラーステーと干渉してしまい、傷が付いてしまう事があります。
サスを外しスイングアームをフリーにしてみると良く分かるのですが、スイングアームはマフラーステーとガッチリ当たってしまいます。それによってワイドホイール装着時はこのマフラーステーをカットしてワイドホイール対応の幅広スイングアームへと交換するのです。
車高調付きサスペンションの交換と調整
リヤサスペンションの交換は手順を追って行かないと先の関係からお互いに傷が付いてしまいますので要注意。
【サスペンション交換】
ジャッキを掛けて車体を真っすぐに固定、後輪がギリギリ接地するところにジャッキを調整します。
後輪が浮いた状態で左右のスイングアーム側・M10ボルトを外すとホイールが落ち、スイングアームがマフラーステー部分と当たって傷が付いてしまうので要注意
サスペンションスイングアーム側・取付ボルトを抜き取りますが、なかなか抜き辛い場合はジャッキを上下に調整して軽く抜ける部分を探します。
【サスペンションの車高調整】
サスペンション交換が終わったら車高調整付きはロックナットを緩めて長さの調整を行います。
純正長さを基本にしますが、社外品は大体が長めにセットされた状態で出荷されています。
調整時は後輪を浮かせた状態で作業します。もちろん車体は「直立」です。
ノギスを使って各部の距離を測定しつつ少しずつ左右均等になる様に回転させます。
フレーム側(マフラーステー)とスイングアームのクリアランスは「5mm」以上あける事。
物質には「しなり」が必ずあり、スイングアーム・ピボットが動的に最終位置を越えた範囲で動いてしまう事で、静的位置以上へ到達・フレームとスイングアームが干渉する事になります。