Z1/Z2,W1S,W1SA,650RS/W3 ~パンク修理の基本を解説

W3
Z1/Z2, W1S,W1SA,W3に於けるパンク修理のポイント解説
ZシリーズとWシリーズまでパンク修理について
ZとWのみならず、チューブタイヤ全般についての参考文献です
修理箇所へ綺麗に・確実にパッチを貼り付ける為の詳細を解説しています。
スポンサーリンク

パンク修理用パッチを貼り付ける為の準備

下処理をしっかりする事によって完成度が高くなります
パッチを貼り付けても剥がれてしまう事があります。これはチューブ表面の「脱脂」不足に起因する物が大きく、筆者も経験が浅い頃には何度も貼り付けられなかった事が思い出されます。
  【作業手順】
  • 外したチューブに空気を注入する。
  • 穴の開いた部分が確認出来たら軽石で表面を荒らします(60番の紙ヤスリでも可)。
  • パーツクリーナーで脱脂したら再度表面を研ぐ。
  • ムシを外して空気を抜きチューブ用接着剤を塗布する。
  • 接着剤が乾いたらパッチを貼り付ける。
  • 空気を注入してエア漏れが無いか確認して完成。

パンク修理作業の実際

ホイール脱着とホイールからのチューブ取り外しはここでは割愛させて頂きます
ここではパンク用パッチの貼り付け方を中心に解説しています。

空気を注入し穴の確認が出来たら軽石や60番程度の紙ヤスリを使ってパッチの倍以上の範囲でチューブ表面を荒らします。チューブに空気を入れる事によって面が伸びますので、隅々まで表面が荒らされてパッチの食い付きが良くなりますポイント1


 

 

パーツクリーナーを使って表面の脱脂をします。この作業を怠るとパッチが剥がれの発生原因となりますので必ず行います。ゴムを溶かさない成分のワコーズの「BC-9」が最もお薦めの脱脂剤です。

画像では分かり易くする為にチューブに直接スプレーしていますが、実際にはウェス側にスプレーしてチューブ表面を拭く様にしています。
脱脂後もう一度表面を研いで貼り付け前の下処理は完了です。


 

パッチ貼り付け用の接着剤を薄く広く塗布します。たっぷり塗っても良く貼りつく事はありません、薄く塗るのがコツです(ポイント2)。

 

チューブを引っ張りながら接着剤を良く乾燥させます。
画像の様に光った部分が無くなり、艶が消えたこの時がベストな状態です(ポイント3)。


 

 

パッチ表面の透明シートから剥がすと綺麗に剥がれず、大事なパッチの縁にダメージを与えてしまいます。
パッチ裏側・銀紙に爪で切り込みを入れて二つ折りにしたら、銀紙側から剥がしていきます(ポイント4)。

パンク穴を中心にパッチを貼り付けます。
専用ローラーやハンマーを使ってしっかりと貼りつけます。
ローラーは中心から外へ向かって転がし、縁部分は入念に押し付けます。
保護シートがボロボロになる位に筆者は押し付けています。
(注)ハンマーを使う場合はあまり大きなものは使わず、金属の台の上で叩く様にします。


 

 

パッチの縁の剥がれを防止する為に、透明の保護シートも中心から取る様にします(ポイント5)。
保護シートも銀紙同様二つ折りにすると真ん中から切れます。

 

空気を入れて確実に接着出来ているか確認します。

チューブパッチの貼り付けはこれで完成です。
チューブ挿入前に、タイヤ内側から刺さった異物が無いかを確認してから組付けます。
(注)ガラスが刺さっている場合もあります、指先保護の為にも作業用グローブを使いましょう。

~~~以上が経験に基づくパンク修理方法・確実なパッチの貼り付け方です。

 

こちらがパンク修理用のローラーと軽石です。
ローラーはコロコロと押し付けるだけでなく、これで叩く作業も行います。

 


 

 


チューブ交換時の注意点

パンク穴が大きく修理不能な場合はチューブを交換します

「ムシ」ですが、チューブが新しい場合は必ず一度取り外して潤滑剤を塗布するようにします。
なぜかと言うと新品で組まれた物はムシの座りが悪い場合があり、それが基でエア抜けの原因となった事を経験している為です。

小さな部分ですが細かい作業を怠らず細心の注意を払うよう心がけましょう