旧年中は大変多くのお問い合わせを頂き、誠にありがとうございました。
本年も皆様のご期待に応えられる様に努めますのでどうぞ宜しくお願い致します。
年間計画のひとつとして２つのお知らせがあります
今年は時間的に少し余裕を持てる様にして、レストア車両の製作を始めます。
時間と店舗スペースの関係で昨年は断念していましたが、４月にはスペース確保が出来そうですので年間１～３台の計画で製作に取り掛ります。
【後期型のＷ３を仕上げ】
今回入荷のベース車両はW3後期型です。
仕入金額高騰に加えて各外注費用も１０年前と比べ倍近くに変動しています。
それを踏まえるとどこまで納得のいく仕上げが出来るか分かりませんが、販売価格以上の価値になる様にと考えています。
予定では全分解（メーターとリヤサス含む）・エンジンＯＨから電装系まで手を入れ、製作部品を全て使用し各所全ペイントと再メッキは当然ですが、外観はコンクールコンディションの少し手前位まではもっていけそうです。
現状多数のＺ用リプロ部品で固められていますので、ストック部品をうまく使ってオリジナルに戻す方向にて作業に入ります。
～～～税別での予価『２６０～３００万円』
市場価格が大きく上がって来てはおりますが、常識的な範囲での設定はこれが上限と考えて
仕上げていく予定です。部品はほぼそろっていますので、完成予定は今夏～今秋になります。
まだ作業は始まってはいませんが、ご興味のある方はお問い合わせ下さい。
お知らせの第二弾はＷ３完成試乗車を製作中のお話しです。
ベースは前期型Ｗ３で、フレームの状態も良く実走２万キロ程度の車両になります。
５０年経過と言う年式からしますと全体的にヤレてはいますが、私的には状態良好と思います。
ですので再メッキやリペイントは一切せず、アルミカバーの磨きと一部のボルト交換程度の外観仕上げになります。エンジンの状態は煙も少なく異音も無し。始動後３０秒程で安定（入荷した秋での事）、オイル漏れも微少。この様な程好い車両ですのでエンジンは開けずに（バルブクリアランスはとります）電装・車体・駆動系のほぼ全てに手を加えての仕上げとしています。
完成は２月後半の予定です。完成後車検を受け任意保険も加入しますので安心して試乗が可能です。
「自分のバイクの調子は良いのか悪いのか分からない」、「サスペンション整備でどれほど乗り易くなるの？」、「しっかりと整備するとどんな感じ？」
～～～多くの方から「自分のバイクの調子が良いのか悪いのか分からない」と言う相談を多く受けます。口で説明するのに加えて実際に整備された車両に乗ってみるのが一番確認し易いと考え、今回試乗車を用意する運びとなりました。
【Ｗ３前期型の試乗車を製作中】
リプロ部品はひとつも無い完全オリジナル車両をベースに、ブレーキから前後のサスペンション、各部ベアリングの交換まで車体を整備。インナーチューブはスライドメタル加工された物を使用し、リヤショックはフルＯＨと同時に再ＯＨ可能な様に仕様変更しています。
唯一マフラーのみＷ１ＳＡに変更されています（当時の定番ですね）。
☆～整備内容の一部説明～☆
メインハーネスは新品を組み込み、点火系はウオタニ製品を加工取付けしますのでこれで「セミトラ」にもなっています。ダイナモはインナーローター（アーマチュア）に異常値が出ていましたので正常品に交換（ベアリング含む）。各ワイヤーはモリヒデオートサービス様の製品を使っていますのでとても安心です（その他クラッチ廻りや重要箇所は全て）。各所ハーネスチューブも新しい物にしていますのでしなやかに動きます。エンジンとキャブレターの調子は物凄く良いので他はガバナーのＯＨ品に交換した程度ですが、このガバナーとウオタニ製品の効果は絶大で（おかげでセミトラにもなってはいます）、ポイントはカワサキ純正・新品部品を組込み素晴らしいコンディションとなっています。
タイヤはコンチネンタル・ラジアルを装着したかったのですが、フロントの納期が未定の為にＢＳのアコレードを予定しています。
一部外注作業の関係で完成は３月～４月になりますが、完成後にサイト内にて告知させて頂きますので整備依頼前の試乗にご利用下さいませ。
今年も部品販売の他、部品単位での修理から車両をお預かりしての整備までしっかりと受けさせて頂きます。
☆ご不便をお掛け致しますが、現状お預かりでの修理・整備は最短で４月以降になります。
しばらくお待ち下さいませ。
