W1S,W1SA,650RS/W3 フロートバルブ交換~バルブシート・ガスケット製作編

W3 ~整備&レストア
W1S,W1SA,W3 フロートバルブシート・ガスケット製作編
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W1S,W1SA,W3全てに対応 フロートバルブシートのガスケットを製作

~~~新品のフロートバルブに合わせて販売終了品のガスケットを製作します。

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既製品でジャストフィット品を探してみる

様々な方面から探してみましたが無加工でジャストサイズな物は見当たりませんでしたが、厚みと外径のみ同寸のアルミワッシャーがありましたのでこれを内径加工して使用します。

内径サイズは「M10」ですのでブレーキ用、バンジョーボルトに使われるアルミワッシャーが良いかと思われましたが厚みが足りません。純正品に使われる紙のガスケットは年式にもよりますが「1.1~1.5mm厚」(今回のサンプル車両では「1.5mm」のタイプが使われていました)。通常ブレーキ用はM10サイズですが厚みは「1.1mm」。この「0.4mm」の差がフロート油面に関わってきますので調整し易い様に厚みを最優先して探しました。

 

フロートは2019年7月現在カワサキ純正部品で購入可能です

ベースとなるアルミワッシャーは同じカワサキ純正部品から

~~~最終的にベースとしたワッシャーは同じカワサキ、それも同じ「W用」の部品から発見。

部品番号『92022-154』~エンジンヘッド右側面・オイルパイプのバンジョーボルト用ガスケットです

外径・厚み共にジャストサイズですので内径加工のみで使用可能です。アルミ製品ですので加工も比較的容易でお勧めです。

実際の加工手順と必要工具

~~~用意するのは「M10」・「M12」のドリル刃、金工用「丸棒ヤスリ」の3点のみ

画像上のワッシャーが加工品

下のドリルから、M10・M12

【作業手順】

  • M10ドリルでワッシャー両面を削る(電気ドリルなど使わず刃を指先で回転させ削る)
  • ドリルで削られ薄くなった内面を棒ヤスリで削り内径を合わせる(縦に向けると作業性良好)
  • 両面のバリをM12ドリル刃で修正して完成(これも指先で回転させ行う)

アルミとは言え刃は手回しですので時間は掛かりますし、特にワッシャーを押さえる指先が直ぐに疲労します(刃先は鋭利ですので指を切らない様に要注意)。小型の万力で固定するとアルミですのでワッシャーはすぐに傷つき変形しますので現時点ではこの方法が良いと考えます。