CB750のフューエルコック ~パーツの全てが新品で販売中

【A~G】
CB750 フューエルコックのオーバーホール
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【C】

CB750のフューエルコックをオーバーホール

ホンダモーターサイクルジャパンのフラッグシップモデルである『CB750』。
名車保存の為にメーカーは今でも様々な部品の供給に尽力されています。
世界中のファンにとってこれは本当に有難く嬉しい事です。


CB750フューエルコック ~パッキン類は全て販売中

コックボディとチャンバー部分は販売終了ですが、細かなパッキン類と取付ボルトは販売中です。
誤解の無い様に申し上げますと金属製の「フィルター」も販売終了品です。

フューエルタンクのオーバーホールに合わせてコックボディも分解・洗浄、そして部品を全て新しい物に交換します

~~~同社の小型排気量用と違い、フルに分解可能なコックで良く出来ています。

【部品番号】~~~価格は全て税別 ()内はパーツリストの番号

(4) フューエルコックバルブ、パッキン: 16955-268-020 470円
(6) Oリング            : 16958-268-010 420円
(9
) Oリング、23mm       : 16997-273-006 390円
(27)コックパッキン         : 17993-250-000 210円
(33
)パンスクリュー、6×36    : 93500-06036    35円

コックASSYは「4950円(税別)」ですので状況によってASSYでの交換をお勧めします
(1)コックASSY : 16950-300-020 4950円(税別)

隅々まで分解・洗浄、錆落とし

燃料タンクとキャブレター清掃まで行うのであれば、この「フューエルコック」も当然ながら分解・洗浄が必要です。

旧車に於いてはタンク・キャブレター・コックの3点は必ずセットでの整備項目です

コックは分解後まずエンジンコンディショナーやキャブクリーナーにて汚れを溶かして落とします。
洗浄が終わったら今度はサビクリーナーで各所燃料通路の錆を綺麗に落とします。

 

通路の中は錆で白く腐食している事が多く見られます。
画像は錆落としまで済んだ状態の物です。


切り換えレバー奥の「4つ目パッキン」はシリコン系のグリスを塗り、レバー周辺パーツには防錆剤入りの潤滑剤を使い組み込みます。こうする事によって切り替え時のスムーズさが生まれます。

~~~消耗品の全てが揃うのは旧車ファンにとってはとても嬉しい事です。

切り換えレバーと正面の「ON/STOP」プレート間の板状のスプリングシートですが、稀に組み付け順序を間違えて燃料漏れを起こすケースを見かけます。レバーと表示プレートの間が正解です。
組み込み時、間違えない様に注意して下さい。


一部加工が必要な純正部品

コック固定用のM6丸ビス。ここに使われている紙系のシーリングワッシャーですが、内径が5mmしかなくボルトが入りませんので丸棒ヤスリで拡大しないとなりません。

 

~~~拡大量はたったの「1mm」ですが、手動ですとかなり根気のいる作業です。